スタバの倫理的調達について
珈琲豆専門家のワッキーこと立脇潤です
9月9日にスターバックスにいったら、このような冊子がおいてありました
この9月9日を特別な日にして、フェアトレードに力をいれてます!というのがわかります。
【説明をしているHP】
簡単にいうと、珈琲の生産農家と中長期的な契約をむすび、環境や生産者に配慮して、持続して買い続けられるシステムを作っています。それが99%達成しましたよ。
ということだと思います。
僕は年中スタバにいくヘビーユーザーでもあるので、批判するつもりはないのですが、過去の歴史において、スタバの珈琲豆の調達に関してかなり批判されてきたのも事実です。
8年前に映画化された話。
一杯の珈琲の中で、生産者の取り分が少なすぎる!という話です。
ざっくりいうと、生産者が生活できてないじゃん。ダメだよって。
スタバが日本だけでなく世界の珈琲の市場を占める割合はすごく高い。
そうなると、生産者も生活できるようなシステムを作って、継続的に買ってという話なんです。
この一杯の珈琲の話も批判はあります。
その他にも、過剰生産の問題などなど。一括りに批判はできません。
だからといって、ただ単に生産者に払う割合をあげると、企業間の競争に勝っていけないし、人件費や、土地代、ブランドなどを構築しつづけるのもものすごくお金がかかるのも事実です。
話題になっているサードウェーブの思想の流れも、元はスタバの購買の仕方の批判しつつ、自分のところは中長期契約で良い豆を使用してますよ!とアピールして原動力にしているところもありました。
そんな背景を思いながら、もう自分の企業だけが儲かればやっていける時代が終わったんだなあって感じます。
エクスマ的には(まだ言えるほどではないのですが)、仕事を通して「しあわせ」を創り出す。しあわせな社会にして、大勢の人に共感されるビジネスだけが生き残っていく。
生産者も企業も環境にも配慮して、人々に支持される会社だけが生き残っていける時代なんでしょうね。