珈琲豆専門家ワッキー(立脇 潤)のブログ

珈琲の楽しさ、奥深さなど伝えられたらいいなって思います。その他にも大好きな神社仏閣についてや、大きな手術を経験しているので、健康について。また日々の仕事や生活についても書いています。

最近の珈琲ってなんで酸っぱいの?

ワッキーこと立脇潤です

 

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(再びcoffee festivalの写真。他にいいのがなかった)

この間に行った、Tokyo coffee festivalにしてもそうだったんだけど、最近新しく出店しる珈琲店って、みんな酸味系なんですよね。言い方を悪くすると酸っぱい系。

festivalに参加していたお店10店舗で試飲したけど全部酸味系でした。

その中で中煎りやや深ぐらいので出店していたお店で結構深く焙煎しているというんですよ。

これが最近の常識になりつつあります。

 

なんででしょう?

簡単にいうと定義だからなんです。

は?という感じですよね。

 

僕の解釈だと、2000年ぐらいから美味しい珈琲が出回りやすくなりました。

その立役者が、スペシャルティコーヒーという組織があるんですね。

www.scaj.org

この組織が、今までは作る生産国が「豆が大きいから美味しいよ」とか、「標高高いから美味しいよ」

と言ってたのを、消費する立場のプロが基準を数値化して評価したんです。

 

で、その中の定義の一部がこんな感じ

風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。」

 

赤いところ以外は興味がある人以外、眠くなるので読まなくていいです。

酸味って、定義してるんですよね。

それなので、点数化するカッピングにおいての項目も必然的に

甘さ、酸味、口に含んだ質感、フレーバー、後味、バランス、総合評価

となってたります。

 

そう、苦味が美味しさに含まれてないんです

もう、コーヒーはフルーツだ!の世界なんです。

 

それはそれで美味しい珈琲がたくさんあります。

僕も、浅煎りのモカのストロベリーを感じるものとか大好きだったりします。

 

でも、苦味の珈琲を認めない風潮もいかがなものかな?

なんて、思うんですよね。

 

幅広く、質の高い珈琲を認めて珈琲を、もっと楽しみましょ!

 

 

 

 

 

 

ベトナムのスペシャリティコーヒーin珈琲舘

ワッキーこと立脇潤です

 

時間調整のため、珈琲館にはいりました。

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病み上がりということもあり、カフェインレスコーヒーを頼もうとしたのですが、

 

期間限定 スペシャリティ ベトナムコーヒー

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というキャッチフレーズに負けて、注文してしまいました。。

ベトナムの珈琲って、世界第2位の出荷量でかなり出回ってはいるんですが、ロブスタ種という甘みの少ないインスタントコーヒーなどに主に使われるコーヒー豆を主に作っているんです。

通常ベトナムコーヒーというと、甘〜いコンデンスミルクをたっぷり入れて飲むコーヒーをいうことが多いんですね。

なので、単品で出回っているのはまだ数が少ない。

近年の品種改良で徐々に良くなってきて、スペシャリティコーヒー(上位数パーセントのコーヒー)をだせるくらいにまでなってきたんですね。

 

焙煎度合いは中煎りぐらい

一口飲んで、これはわかりずらい味!

普通の喫茶店しかはいったことがない人がこれを飲んだら、

「単なる薄い珈琲」って、感じです。

そんな記事を書きたいわけでもないので、付け加えますと、

時間の経過による味わいを楽しめる珈琲と書いてあります。

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ちょっと温度が低くなり、ぬるくなってくると甘みが前面にでてきます。

テイストのところを読むと

クッキー・ナッツ・トースト

とあります。

うん。そんな感じ。ほんと、やわらかな苦味なんですよね。

 

ブラジルとかインドネシア系の豆とかもそうなんだけど、酸味型というより苦味を楽しむタイプの豆のスペシャリティって、最初に楽しむのには難しい感じがするんですよね。

焙煎を浅くする時点で、酸味を楽しむ方向けなので、そのゾーンの中で苦味を楽しむという感じ(書いていてわかりずらい話ではあるのだけども)が難しい。

酸味が嫌いな人が第一歩として、この珈琲を飲んでも嫌いになるだろうなあ。

だったら、中米系のすっきりした濁りのない味わいで純粋に酸味を味わってもらう方が、良さをわかってもらえる気がしますね。

 プラス100円で、コーヒープレスとあるので、こちらの方が確かに良さがよく出そうな感じはしました。

 

飲みなれた人でないと楽しめないんじゃないかな〜

そんなことを感じた珈琲舘のスペシャリティでした!

 

 

 

大人買い!

ワッキーこと立脇潤です

 

今月に入って(もう終わっちゃうけど)何人かと、今までと違う角度で意見を言ってくれる方とお話しができたので、ちょっと考え方や行動を変えないとと思っているところです。

 

そんな時、急遽休養することになったので、関連する本が読めるであろうと思い、amazonで大人買いしてみました!

そうしたら、暴走してしまいまして、気が付いたら、9冊になってたんですよ。

まだ2冊ぐらい届いてないです(はい。買い過ぎました。。)

さあ!読もうと思っても、なかなか進まないものですね〜

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【エッセンシャル思考】

これってあれもしたいこれもしたい、本も多く読みたいというわけで、優先事項がきちんと決まってない感じ。

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大多数の物事は不要として、本当に重要なものを選び取る

そんなことを書いてあります

僕の場合、サラリーマン生活が長い(新卒でずっと同じ会社)ので、そちらの価値観が染み込みすぎている。

働いている会社の価値観で動いているところが強いんですね。

いろんな選択肢を吟味して、本当にやりたいことを選択しないと、また、このままずっといってしまう。そんな危機感もあり、こんな本を読んでます。

 

【超ドンブリ経営のすすめ】

珈琲屋をやりたい!といいながら、数字がわかってないかったりするので、基本的なことは押さえたいなと思って読んでます。

何度みても、普段使い慣れない単語は、頭に入らーん!

英単語のように特定の用語は繰り返し覚えないとダメのようです。

好きじゃないんでしょうね。。

ざーっと読んで、読み返して覚える感じでいこうと思って読みはじみたところです。

 

てな感じで、9分の2冊とも読み終えてませんが、日頃から本を読む時間や考える時間を作っていかないと!!

仕事に流されない仕組みを作りたいと思ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん、わかっているんですよね

ワッキーこと立脇潤です

 

ちょっと訳があり4日ぶりの珈琲を飲みました。

高速道路とかにたまにこんな機械がありますよね。

 

紙コップででてくる、その場で数十秒待って、淹れてくれる珈琲マシーン!

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「直前に挽いてます」「一杯ごとにペーパードリップ」

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そして何より綺麗な女性が提供してくれる!!(画像ですけどね)

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 味わいは値段相応でーす。

 

美味しくなる要素はみんな知っているんですよね。

わからなければ、youtubuとかで、いろんなものあるし。

本格的なものを、僕に聞きたい方はいくらでもどーぞ。

 

でも、世の中みんな忙しい人が多いし、珈琲にそんなに手間暇かけられないしー

という感じだと思うんです。

 

僕も、一時期、美味しいお茶を淹れたくて、それなりの茶葉を買ってきて、温度測って蒸らしてとかやっていたんですね。

でも、続かない。。

いや、それより疲れてるし、早くお茶という水分欲しいし。。

という感じで続きませんでした

 

みんな忙しいんです。

 

でも、やっぱり珈琲専門家(最近は珈琲OTAKU?)としては、美味しい珈琲を飲んで欲しいじゃないですか。

 

休みの少し時間のある朝とかにある程度時間をかけて、美味しい珈琲を飲んでほしいなあ〜なんて、思っちゃうわけですよ。

 

きちんとした手間暇をかけて、質と鮮度の良い豆で、適切な温度と美味しい水。丁寧なドリップをして、気持ち良いひと時を味わってほしいな。

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 数日ドリップしてないので、まるっきり説得力のないつぶやきブログでした〜

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ハンドドリップは美味しい?

ワッキーこと立脇潤です

 

最近郊外型の店舗で、HandDripの看板を見かけることが多くなりました。

なんだか、それだけで珈琲が美味しそうなイメージがありますよね。

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でも、やっぱりそうはいかなかったりします。

 

高級炊飯器で炊いたお米が美味しい!

最近、良く言われるようになりました。

南部鉄器を内釜に使った炊飯器で炊いたお米とか美味しそうですよね

最近、食欲がありすぎて体調を崩した?ので、美味しいもの食べたい病です

 

でも、いくら素晴らしい炊飯器でもお米が精米何ヶ月も経った普通のブレンド米とかだったら美味しくないですよね?

やはり、秋田県産の秋田小町とかひとめぼれとか魚沼産とか。素材の良いものが美味しい。

高級釜で炊いた質の悪いお米より普通の釜で炊いた高級のお米の方が美味しいと思うんですよね。

でも、珈琲となるとわからないことが多いから、HandDripなら美味しいんだろうなあ。とか、水出し珈琲なら美味しいんじゃないなあと思っちゃうんですよね。

 

まずは素材の良さが一番。

どういうものが素材がいいのかが、わかりずらいのかもしれませんね。

 

ああ、美味しい炊きたてのご飯が食べたい!!

そして、珈琲も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大人の階段を上るための珈琲

ワッキーこと立脇潤です

 

ブラックの珈琲を飲めるって、大人だよね!

砂糖とミルクをたっぷりいれないと珈琲飲めないんですよ〜

私おこちゃまなの〜

 

そんなことをたまに聞きます

今回は初心者向けの珈琲豆の産地ってあるの?という話 

 

珈琲を毎日淹れてブラックで飲んでいる(事情がありしばらく飲めないけど〜)と、これは初心者向けの味わいだなとか、個性が強いからちょっと飲みなれている人の方がいいかな。

なんていうことを考えてます。

 

今まで、カフェラテやキャラメルマキアートなど、甘いものを入れなくては飲めなかった人が最初に飲んで欲しいもの。

中米系の豆がいいと思います。

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エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカなどがおすすめ

全体的にすっきりした味わいで上品飲みやすいタイプが揃っている感じです。

(もちろん、珈琲屋さんによって品質、焙煎度合が違うので、詳しくはそこのお店の人に聞いてくださいね。品質が低い豆だと甘みがともなってないので、同じ国や農園でも同じ味わいにならないんです) 

 でも、ちょっとグァテマラは個性的なので、違うかもしれません。

気をつけましょうね!

 

自分が苦味系が好きなのか酸味系が好きなのかわかっている人は、また別の話になるので、また書いていきたいと思ってます

 

 

ハウスブレンドは奥が深い。。

ワッキーこと立脇潤です

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ブレンドコーヒーと聞いて何を思い浮かべますか?

 

昔ながらの喫茶店では、ブレンドコーヒーが1番お手頃なものが多いですよね。

昔はコーヒーの良いものが手に入らなかった時期も長かった。その状況の中でいかに値ごろ感を出すコーヒーを提供するそんな中で出来上がったのがブレンドコーヒーと言う位置づけだったりします。

昔ながらの店のブレンドは安いだけで美味しくないところが多かったりしますね。残念ながら。。

 

ヨーロッパなどの珈琲文化が長く続いている国ではハウスブレンドというのに力をいれている店が多い。(あ、僕は日本を出たことがないので実際に行ってないですけどね)

国ごとのストレートの豆だとそれほど味わいに差をだしづらいので、自分のお店の顔となるハウスブレンドに力を入れます

 

でもこのハウスブレンドが、また難しい。

僕なんかは良質の豆を豪華に使って、個性的な納得のいくハウスブレンドを作りたい!なんて思ってしまうのですが、値段が高くなってしまうんですよね。

ある程度人口のいるところで美味しい珈琲にお金を払う文化があるところだといいのですが、都心から離れていくとなかなか難しいものがあります。

「珈琲の味はわからないから俺はなんでもいい!」と、言いながら珈琲店に入ってくるお客さんを見たこともあります。。

やたら高いハウスブレンドをバンバン注文してくれる土地も少ないと思いますしね。

経営次第ですよね。

 

そんな訳で、ハウスブレンドがそんなに美味しくなくても、他のストレートの珈琲が美味しいというお店が存在したりするんですよ。

 

売れる売れないを考えず、徹底的にこだわったハウスブレンドを作れてお披露目できたら楽しいだろうなあ。。